2012年11月

2012年11月30日

即興詩 †私は誰かと問うのなら†

私は誰かと問うのなら
私は鏡と答えます
貴方を写して姿を変える
貴方の見方で姿が変わる

私は何かと問うのなら
人とは何かと答えます
私とは何で決まるのか
それは誰にも解らない

ru_ci_fel at 00:01|PermalinkComments(0)†詩歌遊戯† 

2012年11月27日

即興歌 †崩壊†

悲しみの色 淋しさの色
絡みあい 混じりあい
世界を 蝕む

忍び寄る哀しみに 夜はただ慄く
寄る辺無き魂にゃ 叫ぶ空も無い
宛てもなき導は 儚き幻

縋りたる 偶像も
その手には 無く
導は そこに無い

壊れゆく 世界
心が 軋みをあげて
そっと 瞼を閉じる

そこにゃ 何も無い
そこにゃ 声は無い
そこにゃ 闇も無い

秩序 均衡 儚く消ゆる
幻想 理想 脆くも消ゆる
形象 輪郭 静かに消ゆる

そこにゃ 私は無い
そこにゃ 貴方は無い
そこにゃ 世界も無い

崩れゆく 世界
魂が悲鳴を あげて
そっと 膝を抱える

ru_ci_fel at 22:33|PermalinkComments(0)†詩歌遊戯† 

2012年11月24日

即興歌 †地に堕ちた子供†

傷付けられて 羽根をもがれて
夢も奪われて 地に落ちた子供

永遠に地を這え 見苦しく醜く
永遠に天を見上げよ 決して戻れぬその天を

傷跡が疼いてる もう羽根の無いその背中
まだ癒えぬ瞳で 宛もなく空を見上げてる

いかに天を見下ろしたとて
いかに天に唾を吐いたとて
天は遠く高く果てしなく…
雲も星も月すらも掴めない

永遠に地を這え 浅ましく愚かしく
永遠に天を見上げよ 決して届かぬその天を

傷跡が疼いてる もう羽根の無いその背中
まだ癒えぬ瞳で 宛もなく空を見上げてる

蛇が嗤う いやらしく
あれはさぞかし美味だったろと
暗闇に光る紅い舌
甘言乗せる毒の舌

傷跡が疼いてる もう羽根の無いその背中
まだ癒えぬ瞳で 宛もなく空を見上げてる

永遠に地を這え 見苦しく醜く
永遠に天を見上げよ 二度とは戻れぬその天を

ru_ci_fel at 22:31|PermalinkComments(0)†詩歌遊戯†